2009年9月21日のブックマーク (1件)

  • 東京新聞:<記者だより>裁判員裁判:神奈川(TOKYO Web)

    各地で始まった裁判員裁判。「裁判官が独占する裁判を国民の手に取り戻す」がウリだ。法曹、学者、ジャーナリストは「裁判の民主化」と、口々に賛辞を贈る。 でも、問いたい。刑事裁判を、行政の官僚主導と同じ文脈で語ってよいのか、当に裁判は民主的であるべきなのか。従来の裁判は、多数意見が優先される民主主義でなく、自由主義的であるがゆえに「あいつはクロ(シロ)」という世論の大合唱を無視して無罪(有罪)判決を出せる。国民が裁判権を握るべきは、刑事裁判でなく、行政責任を問う裁判の方だ。 国民の反対を押し切って裁判員制度を始めたことは反民主的。ところが、裁判員制度絶賛派は「民主的制度を反民主的に」強制した矛盾について口を閉ざしたままだ。「知的な私たちが民主的にしてあげた」とのおごりが、万に一つもないと言い切れるか。裁判員制度見直し派が少なくない民主党政権に期待したい。

    usankusa
    usankusa 2009/09/21
    秀逸な記事。「国民が裁判権を握るべきは、刑事裁判でなく、行政責任を問う裁判の方だ」「国民の反対を押し切って裁判員制度を始めたことは反民主的」「「知的な私たちが民主的にしてあげた」」