近年、映画の上映形態が多様化している。3D、IMAX、4DX、立川シネマシティに代表される極上爆音上映etc…そして近年は観客が声援を送りながら観賞できる応援上映なども一部で定着し始めている。自宅の視聴環境も年々向上しているなか、映画を見るだけなら映画館でなくても手軽にスマホでも見られる時代には、映画館でしか体験できない価値の提供を考えなくてはならない。上映形態の多様化はそうした時代の要請でもある。コピー出来ない体験が重要というのはコンテンツ業界ではどこでも聞かれる話だったが、元々複製技術の賜物である映像作品はここが本当に悩ましい問題なのだ。 さて、そんな悩ましい問題へのアンサーの一つと言えるだろう作品が、今話題の『KING OF PRISM by PrettyRhythm(以下キンプリ)』だ。本作は応援上映という観客が声援を送る形式の上映形態を実施している。声援OK、サイリウムを振るのも