【動画】中世の荘園で稲刈り=占部正彦撮影中世の衣装に鎌で稲刈り=大分県豊後高田市田染昔の脱穀道具「せんばこき」に苦戦=大分県豊後高田市 【占部正彦】中世の荘園の姿をそのまま残していることで国の重要文化的景観に指定されている大分県豊後高田市田染(たしぶ)地区の水田で14日、当時の衣装を身につけた若者らが鎌を手に昔ながらの稲刈りに挑戦した。 荘園の保存に協力する水田オーナーや、地元の「荘園の里推進委員会」との交流を目的に毎年、開催しており、今年で13回目。この日は、荘園の研究に取り組んでいる別府大学(同県別府市)の学生や地元小、中学生も含め約500人が参加。荘園米のおむすびをほおばった後、約150人が稲刈りに挑戦した。 着物と赤い腰巻き姿になった同大学3年の清田若菜さん(20)は稲刈りのほか、昔の脱穀道具「せんばこき」や足踏み式脱穀機などを体験した。「すべて初めての経験。大変に力がいる作