印刷 関連トピックス原子力発電所灯籠(とうろう)が河川敷を彩り、めがね橋のイルミネーションの向こうに花火が上がった=25日午後8時36分、長崎県諫早市、恒成利幸撮影 長崎県諫早市の中心部を流れる本明川で25日夜、54年前に死者・行方不明者630人を出した諫早大水害の犠牲者を追悼する「諫早万灯(まんとう)川まつり」があった。今年は東日本大震災で被災して同市に逃れてきた家族も招かれ、市民らとともに犠牲者を悼んだ。 福島県双葉町から避難した武内英雄さん(80)と妻アキ子さん(75)、次女千恵美さん(44)は3人で会場を訪れた。福島第一原発から2キロの自宅を逃れ、運送会社に職を得た長男正明さん(51)を含む家族4人で、市が用意した住宅で暮らす。英雄さんは「双葉町でも津波で大勢亡くなり、ひとごととは思えない。災害の恐ろしさを語り継いでいかねばならない」。 まつりでは黙祷(もくとう)の後、河川敷