ミクシィ内でのニュースで知ったのだけど、村上春樹氏が「民族文化の重要性を喚起することなどに貢献した作家に贈られる文学賞」(夕刊フジの記事より引用)であるフランツ・カフカ賞を受賞したらしい。過去の受賞者がノーベル文学賞を受賞していることを考えれば、村上氏が日本文学史においては三人目のノーベル文学賞受賞者になる可能性はこれでますます強まった、ということになるのだろう。 かくいう自分が村上春樹氏の作品に出会ったのは高校一年生の頃だった。 それまで自分の読書の好みはあまり固まっておらず、一応本は読んでいた記憶はあるのだけど意図的に読むというよりはただ何となく読んでいたという程度のものでしかないので、中学生になるまでどんな本を読んでいたのかも実はよく覚えていない。家の本棚には色褪せた『ロードス島戦記』が五巻まであるので、多分これを読んでいたのだろうとは思う。大体その程度だ。 だから村上春
「ノウサンゴ」オーストラリア, グレート・バリア・リーフ -- Stuart Westmorland/Corbis
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