外食大再編 外食業界が新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けている。緊急事態宣言に加え、狙い撃ちの時短営業の要請など、飲食店は青息吐息だ。その裏で、今が外食企業の“買い時”だと舌なめずりするプレイヤーがいる。ファンドや総合商社などが主導して進む外食の“大再編”。資金繰りに奔走し、生き残りをかけてあがく外食業界の最前線に迫った。 バックナンバー一覧 持ち株を担保に取引先から借金、ペッパーランチ事業をファンドに売却……。資金繰りに奔走したペッパーフードサービス。特集『外食大再編』(全8回)の#6では、一瀬邦夫社長を直撃し、コロナ禍での奮闘や、「いきなり!ステーキ」の再建策を明かしてもらった。(ダイヤモンド編集部 山本興陽) 「苦しかった」ペッパーランチ売却 勢いのあるいきなり!ステーキを残した ――ペッパーランチ事業を2020年8月に約85億円で投資ファンドに売却しました。 (売却の決断は