「お子さんが泣き叫んでいたのにマッサージをやめず、おかしいと思った。受講を思いとどまってよかった」。姫川尚美容疑者のセミナーを訪れたことがあるという兵庫県内の30代女性は、産経新聞の取材にこう振り返った。 女性は、姫川容疑者の著書に共感し、セミナーの受講を申し込んだという。平成25年秋、受講のため大阪の事務所を訪れると、初回は見学とされた。 セミナーでは、姫川容疑者が自ら考案したという乳幼児の抱き方やマッサージの方法を指導。女性は、姫川容疑者について「気の良いおばちゃんという雰囲気。熱心に指導していた」と感じた。 だが、違和感もあったという。姫川容疑者が参加者の子供にマッサージを実践しながら指導していたが、うつぶせにして首を上に持ち上げるなどしており、痛みのためか泣き出す子供もいた。 しかし、姫川容疑者は「頑張って乗り越えさせましょう」「“泣き”に(母親の気持ちが)揺さぶられないよ