交通違反の反則切符に、診療所の患者の名前を書いたとして、京都府警は13日、有印私文書偽造・同行使の容疑で、京都市上京区の心療内科医、清水光明容疑者(42)を逮捕した。府警によると、清水容疑者は容疑を認めている。 捜査関係者によると、清水容疑者は昨年末ごろ、車で京都市内を走行して速度違反で摘発された際、警察官に運転免許証を携帯していないと説明したうえ、通院患者の男性名義の身分証明書を提示。交通反則切符に男性の名前で署名をしたとしている。 身分証は住民基本台帳カードやパスポートで、氏名や住所は患者のものが記載されていたが、清水容疑者の顔写真がはられており、府警では虚偽の身分証の入手経緯を調べるとともに、清水容疑者が患者名義の身分証の悪用を繰り返していた疑いがあるとみて詳しく捜査する。 診療所のホームページ(HP)などによると、清水容疑者は京都市内で心療内科だけでなくエステ店なども経営。H