今秋、伊都キャンパス(福岡市西区)への移転が完了し、取り壊される九州大学の箱崎キャンパス(同市東区)を丸ごとレーザー・スキャナーで記録し、ウェブ上に公開する作業を同大人間環境学研究院の堀賀貴(よしき)教授(建築史)が進めている。消えゆく貴重な近代建築群をはじめ、キャンパス全体が仮想空間に生き続け、将来は仮想現実(VR)技術で懐かしいキャンパスを散歩できるようになる。 レーザー・スキャナーは最高で1秒間に100万回のレーザー光を対象物に照射し3次元の座標を持つ点群として計測。同時にデジタルカメラで撮ったデータを加工すると、立体的なカラーアニメーションで再現できて、3Dプリンターで模型も作れる。堀教授によると、壊す建物をレーザー・スキャナーで記録する例は珍しいという。 計測は同大本部の要請で2014年から始めた。箱崎キャンパスでは、旧工学部本館(1930年建築)など五つの建造物を保存活用する方
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