前原誠司国家戦略担当相は12日のBS朝日の番組収録で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化をめぐり、8月19日にあった野田佳彦首相と石原慎太郎東京都知事の会談内容を明らかにした。 前原氏は、同席者から聞いた話だと断ったうえで「知事がとにかくひどかった。『(中国と)戦争も辞さず』みたいな話をした」と説明。首相は首相公邸での会談後、「あきれた。東京都に(尖閣諸島を)持たせたら大変なことになる」と漏らしたという。内容は、中国側にも既に伝えてあると説明した。 前原氏は「石原さんが(都による購入を)言い出さなかったら、この問題は起きていない。海上保安庁も自衛隊も持たない都が『尖閣を守る』と気合だけで言ってもらっても困る」と批判。都が尖閣諸島を購入していれば「調査で何度も上陸するか工作物を作り、(日中両国が)紛争になる」と述べ、首相が国有化を決めたことに理解を求めた。【久田宏】
新党「日本維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)との連携を目指す東京都議会の会派「東京維新の会」が、現行憲法を無効として戦前の大日本帝国憲法の復活を求める請願に、今月4日の都議会で賛成していたことが分かった。橋下代表は10日、「ありえない」と苦言を呈し、今後の連携を見直す考えを示した。 請願は京都市内の男性ら約5000人によるもので、「我が国の独立が奪われた時期に制定された」と現行憲法の無効を主張。皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする不敬不遜(ふそん)の極み」と批判し、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」するよう決議を求めた。 請願は、東京維新の野田数(かずさ)都議が紹介議員になり、東京維新の3人が賛成したが、反対多数で採択されなかった。 日本維新は憲法改正を掲げているが、橋下代表は「憲法破棄(の立場)は取らない。大日本帝国憲法復活なんてマニアの中だけの話だ」と批判した。 野
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