大阪市の橋下徹市長は7日、待機児童の解消策として、保育士らがマンションなどで少人数の乳幼児を預かる「保育ママ」を、来年度から完全登録制にする方針を明らかにした。 これまでは待機児童が発生した分だけ募集していたが、あらかじめ保育ママを確保しておく「バンク」の創設が、問題解消には有効と判断。保育ママの登録制導入は全国初で、育児を終えた世代の雇用対策にもなりそうだ。 この日出演した読売テレビの番組で明らかにした。 現在の大阪市の保育ママ制度は、民間保育所を経営する社会福祉法人の保育士が、マンションの一室などに保育室を確保し、保育所のサポートを受けながら児童を10人単位で受け入れている。現在は市内8か所で実施、今年度に新たに2か所の開設を予定する。