ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアが「対西側」で共闘するパートナーである中国は外交的に微妙な立場に立たされている。北京で2016年6月撮影(2022年 ロイター/KIM KYUNG-HOON) [北京 26日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻で、中国は外交的に微妙な立場に立たされた。中国にとってロシアは「対西側」で共闘するパートナー。これまでのところ「侵攻」という表現も使っていない。国際社会がロシアに対する批判の声を上げる中、ロシアへの配慮はリスクをはらむ。 中国は繰り返し対話を求めている。王毅外相は25日に欧州高官と相次いで電話会談し、中国はウクライナを含む各国の主権を尊重するが、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大に対するロシアの懸念には適切に対処すべきと述べた。