最後の480議席目に滑り込み当選を決めたのは、みんなの党新人で弁護士出身の三谷英弘氏(36)だった。東京5区で敗れたが17日午前5時すぎ重複立候補した比例ブロックで復活した。 残り1つの議席をめぐり、東京都目黒区の事務所に吉報が届いたのは開票開始から約9時間後。「大勢の人に待っててもらってたので、期待を裏切ったときのことが怖くて怖くて。碇(いかり)シンジ風に“逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…”と言い聞かせながらその場にいた」。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの主人公のセリフを用いて、心境を語った。 東大卒、日米で弁護士資格を持つ一方で、アニメオタクの一面も。「フィギュアは100体ほど持ってました」。安定した生活を捨てて出馬することには反対だった妻に覚悟を示すため、「命より大切」なフィギュアをゴミ捨て場に処分。「特に大切にしていた、初音ミク(ボーカロイド)のレア物を捨てるとき