カーネギーメロン大学日本校は24日、都内で「第1回情報セキュリティセミナー」を開催した。同校大学院情報セキュリティ研究科で教授を務める武田圭史氏がP2Pファイル共有ソフト「Winny」を通じた情報流出について講演した。 ● 防衛情報や捜査情報を“お茶の間ダウンロード”できる国は世界でもまれ 「日本は世界で最も情報セキュリティの脆弱な国になってしまった」と武田氏。「(Winnyを通じた情報流出によって)防衛情報や捜査情報がお茶の間からダウンロードできる国は世界でもまれだ」と嘆く。しかもWinnyネットワークには、官公庁や企業などの組織的な情報だけでなく個人情報も流出している。「友達、家族、学校、市役所など、どこからでも情報が漏れる可能性がある。自分が対策することで他人の情報を守れたとしても、自分の情報が必ずしも守られないという悲惨な状況」だという。 こうした状況はもはや「サイバーテロといって
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、都内で「JAXA産学官連携シンポジウム『宇宙ビジネスの未来、新たな提言』」を開催した。シンポジウムではNTTレゾナントの小澤英昭担当部長(メディア事業部)が衛星画像の活用に関するgooの取り組みなどを語った。なお、パネルディスカッションでモデレータを担当する予定だったライブドアの堀江貴文代表取締役兼CEOは欠席した。 ● 分解能2.5cmの衛星写真であれば、不法投棄の監視も可能に 衛星写真を活用した地図サービスは、Google MapsやGoogle Earthをはじめとし、現在では多くのポータルサイトで提供されている。2005年10月から衛星写真を活用した地図サービスを開始したgooでは、NTTデータから衛星写真データの提供を受けており、そのデータに従来の地図データをオーバーレイ表示することで、直感的に理解できる地図情報を提供しているという。 衛
日本でもインターネットが深く社会に浸透するにつれ、ネットワーク上で発生するさまざまな問題に対していかに法的に対処するかという課題が重要度を増している。そんなネットワークと法律の関連する諸問題について議論を行なう学会である「情報ネットワーク法学会」の第5回研究大会が26日、名古屋市の南山大学名古屋キャンパスにおいて開かれた。 基調講演には、内閣官房情報セキュリティ補佐官として日本政府のセキュリティ関連の総元締め的なポジションに就いている、奈良先端科学技術大学院大学教授の山口英氏が登場。個別報告会には産業技術総合研究所の高木浩光氏らが登場し、電子認証、不正アクセス、著作権とメタデータとの関係など、さまざまなテーマについての発表が行なわれた。 ● 政府のセキュリティ対策の過去と現在~何がまずかったのか? 内閣官房情報セキュリティ補佐官を務める奈良先端科学技術大学院大学教授の山口英氏。この後、サン
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