世の中で起こる重大なことのきっかけは、誰かの軽い気持ちでやってみたことであったりすることがある。軽い悪ふざけのつもりが、人の生死に関わるような事故を引き起こしてしまったりする事例も多々ある。そういう事故について、反省会のようなものに参加していて思うのは、それは軽いことではなく重いことなんだということを自覚しろというような論調が存在することで、それはそれで正しい認識だとは思うものの、やらかしてしまった当人の中では本当に軽い気持ちでしかなかったのだろうともまた思ってしまうことがある。 それらの軽い気持ちで行われることについては、結果的に運よく事故に繋がらないことも多いからだ。むしろ、事故にならないことの方が多いだろう。本当はちゃんとすべきことをちゃんとしなくても何も問題がないということを繰り返すことによって、ちゃんとすることが馬鹿らしく見えてしまうかもしれない。そして、ちゃんとしていたって事故