異端の画家、金子國義氏の“部屋”が銀座に出現した。場所はギャラリー本城。明かりを落としたホワイトキューブを、作品ばかりか、洋雑誌や女優のピンナップ、陶器、オブジェ、アンティークの照明など、優美さをたたえたアイテムたちが彩る。虚実入り交じるさまざまな側面で語られてきた金子氏が、少年の面影を残すアンニュイな表情でゆっくりと自らを話しはじめた。 ●現在の日本のアートシーンで金子先生の存在は異彩を放っていますが、他の画家たちとの違いについて自覚されていることはありますか? あまり考えないようにしていますね。考えると描けなくなっちゃうじゃないですか。画家は自分の作品を語る人と語らならない人と二通りあると思うんですけど、僕は後者の方なんですよ。だって、ダヴィンチなんかにしても、その作家はもういないわけですからね。観て、感動するかしないかだけですよ。 ●今回の展示テーマ「部屋」は金子先生の発案ですか?
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