動画配信サイトの人気コンテンツの名称を無関係の第三者が商標登録した問題で、KADOKAWA傘下で「ニコニコ動画(ニコ動)」などを手掛けるドワンゴは23日、商標権者に権利の放棄を交渉し、独占防止を目的とした商標登録を出願する方針を示した。商標権者が使用料を求めたところ、インターネット利用者を中心に批判が殺到。自由な創作活動の環境を整えるとして、ドワンゴが事態の収拾に乗り出した形だ。 商標登録されたのは、同人ゲームのキャラクターをもとに作成されたイラストを使った動画コンテンツの名称「ゆっくり茶番劇」。女の子の顔だけのイラストが合成音声で「ゆっくりしていってね」と語りかけるのが定番となっているため「ゆっくり動画」と呼ばれる人気コンテンツの派生形だ。ドワンゴによると、平成20年ごろからゆっくり動画は定着。ニコ動にはゲームのプレイ実況やニュース解説など80万本以上の動画が配信されている。 ゲームの制