乗客が船上でインターネットを使えるフェリーは、日本に4隻しかない。茨城県大洗町と北海道苫小牧市を約20時間で結ぶフェリー「さんふらわあ ふらの」(商船三井フェリー)は、JSATの海上ブロードバンドサービス「Mega Wave Marine」を導入し、乗客が利用できる船上のネット環境を備えている。通信速度は下り最大3Mbpsと、従来の海上通信サービスの20倍高速という。船員が気象情報を調べたり、メールを送受信するなど業務の効率化にも役立っている。 Mega Wave Marineは2005年に開始。海上の船からのインターネット接続や、船舶と会社を結ぶイントラネット構築が可能だ。下り回線はJSATの通信衛星でブロードバンド化(最大3Mbps)。上り回線は、NTTドコモの衛星パケット通信サービス「ワイドスターデュオ」(最大4.8kbps)や、KDDIの「インマルサットFleet」(最大28~64
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