今年もお中元の季節がやってくる。昨今では、産地直送の生鮮食品、スイーツ、乳製品など、冷蔵・冷凍品のお中元が人気だという。これらを送るときにお世話になるのがクール便だ。 クール便を扱う宅配事業者は複数あるが、荷物の集荷から配達まで、徹底した温度管理を誇るのが佐川急便の「飛脚クール便」。佐川急便では年間3300万個もの飛脚クール便を取り扱っているという。 低温輸送とは“定温輸送”でもある 「クール便とは、ご存じのとおり集荷から配達まで荷物を低温で輸送するサービスですが、低温輸送で一番大事なことって、なんだか分かりますか?」そう問いかけたのは、佐川急便株式会社営業戦略部営業課の坂井啓幸課長。坂井氏は飛脚クール便をもっともよく知る人物だ。首をひねっていると、坂井氏はこう答えを教えてくれた。 「クール便で運ばれるものは、食品が多いのです。冷凍品が溶けてしまったり、逆に温度が低すぎて、冷蔵品が凍ってし
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