北海道の高速道路を車で約100キロ逆走したとして、道交法違反罪などに問われた無職水元努被告(32)は1日、札幌地裁の被告人質問で「トンネル出口の向こう側に嫌なものを感じUターンした」と動機を説明した。 「なぜこんなことをしたのか」と繰り返し、熊代雅音裁判官から「逆走をやめ、すぐに謝れば大ごとにならなかった」と諭される場面もあった。 被告人質問後、検察側は「停止を求められながら逆走し続け危険」として懲役1年6月を求刑。弁護側は執行猶予を求め結審した。判決は15日。 起訴状によると、水元被告は9月1日、小樽市の札樽道銭函−朝里インター間のトンネルから、白老町の道央道白老インター付近まで約100キロを逆走したとしている。