現代日本における女性運動(ここでは、便宜的にジェンダー/フェミニズムに関する運動を総称する)のインターネット上での情報提供と相互ネットワークを目的に昨年立ち上げられた、NPO法人WAN(ウィメンズ・アクション・ネットワーク)で、法人に雇用された2名の労働者と、使用者側であるNPO理事会との間で、労働争議が起こっている。当事者の「労働条件の不利益変更」に関する、事実認識のくい違いが原因で、ユニオンがNPO公式サイトに投稿した主張を、理事会が2度にわたって削除する、という事態になっており、インターネット上でも、大きな注目を浴びる結果となっている。 現在、双方の協議が続けられており、1月20日には京都市下京区のWAN事務所にて、労使による団体交渉が行われた。理事会側の出席者は約4名。(労働者側と支援者の出席人数は約16名) ここに至るまでの事実関係を、以下、簡単に整理してみます(文責は私にありま