タグ

ブックマーク / www.kinokuniya.co.jp (1)

  • 紀伊國屋書店「scripta」−ニッポンのミソジニー

    男の値打ちは何で決まるか 男を見ていると、かれらは女といるよりも、男同士でいることのほうがもっと好きで、気持ちよいのではないか、と思わされることがよくある。女の値打ちは男に選ばれることによって決まる(と考えられている)が、男の値打ちは女に選ばれることによっては決まらない。その点では、異性愛の秩序は男と女にとって、非対称にできている。男の値打ちは何で決まるか? 男同士の世界での、覇権ゲームで決まる(ことになっている)。男に対する最大の評価は、同性の男から、「おぬし、できるな」と賞賛を浴びることではないだろうか。時代劇に出てくるように、刃を交えた好敵手(ライヴァル)から、鍔迫(つばぜ)り合いでにじりよられてこのことばを耳元で囁かれたときの、ぞくぞくするような快感にくらべたら、女からの賞賛などなにほどのものでもない――と思うんじゃないかと、男ではないわたしにはよくわからないが、そう推量するだけの

  • 1