日本年金機構から大量の個人情報が流出した問題が公表された直後から、神奈川県の高齢の女性に架空の団体を名乗る男などから「個人情報が流出した」という、うその電話が繰り返しかけられ、キャッシュカードをだまし取られて300万円を勝手に引き出されたことが、警察への取材で分かりました。警察庁によりますと、情報流出問題が公表されてから被害が確認されたのは今回が初めてで、詐欺事件として捜査しています。 不審に思った女性や知人が口座の内容を確認したところ、合わせて300万円が引き出されていて、今月9日に警察に相談したということです。 女性への電話は、日本年金機構から大量の個人情報が流出した問題が今月1日に公表された直後からかかってきたということで、警察は、情報流出問題を悪用し、個人情報の流出問題を口実に不安をあおって金をだまし取ろうとした詐欺事件として捜査しています。 警察庁によりますと、情報流出問題が公表