超えかけたというか、思い切り超えた。 美しく飛翔して、ボーダーラインが霞んで見えなくなる高さまで。 それは某ギャルゲーの妹キャラで、「○○くーん!」と親しげに呼ぶ。 私自身抱き枕に全く興味が無かったが、友人が誕生日プレゼントに両面にそのキャラクターが性器を丸出しにしている抱き枕を持ってきた。 もう手元には無いので分からないが、公式ではなく恐らく同人であろう。 ちなみにかなり高かったようだ。 友人と家で酒を飲み結構酔っ払い、友人が帰った後、不覚にも私はその抱き枕を見てエレクトしてしまった。 そして、友人が置いていったもう一つの物。 TENGA。 映画の予告編のタイトルのように脳内に低い声が響いた。 気がつくと右手にカッターを持ち、抱き枕のある部分に切れ込みをいれ、そこにTENGAを……。 翌朝、冬鳥のジョウビタキの声で目が覚めた私は、昨晩のことを思い出し静かに泣いた。 シャワーを浴びた後母親