巨大地震 燃料は供給できるか？ 11月26日 18時00分 ガソリンスタンドの前の長い車の列。 東日本大震災の際の経験を覚えている方も多いのではないでしょうか。 ３年前の巨大地震では、被災地をはじめ、広い範囲で長期間にわたってガソリンや灯油の供給がストップし、人々の暮らしや企業の活動に大きな影響が出ました。 これを教訓に、大手の石油元売り会社で、南海トラフ巨大地震が起きたことを想定し、供給をどのように確保するか検証する図上訓練が行われました。 そのねらいや背景について、社会部災害担当の島川英介記者が解説します。 訓練は「ブラインド型」 「タンクの破損が見つかった。漏えいや引火のおそれがある」。 「ガソリンスタンドで渋滞が発生。緊急車両にも供給できず、身の危険を感じる状態だ」。 東京都内の会議室。 集まった大手石油元売り会社の社員たちに、実際の災害を想定した状況が次々と示されます

どう防ぐ「持ち帰り残業」 11月27日 19時30分 「持ち帰り残業」。 その名のとおり、職場で終わらない仕事を自宅に持ち帰って行う残業です。 ３年前、金沢市で就職したばかりの女性がみずから命を絶ちました。 労働基準監督署は、「持ち帰り残業」に追い込まれていたことが大きな原因だとして、“過労自殺”と認定しました。 「持ち帰り残業」はどこまで広がっているのか。 また、防ぐためには何が必要なのか。 金沢放送局の池端玲佳記者が解説します。 ２２歳女性“追い込まれて過労自殺” ３年前、金沢市の英会話学校で講師を務めていた２２歳の女性が、入社からおよそ２か月後にみずから命を絶ちました。 女性にとって英語の先生になるのは子どもの頃からの夢でした。 労働基準監督署が自殺の大きな原因としたのは長時間労働です。 当時の記録では、出社は午前１１時ごろ、退社は午後９時前後で、休憩を挟んで毎日９

【ベルリン＝工藤武人】ドイツ北部の病院で、薬物投与により患者３人を殺害したとして殺人罪などに問われている看護師の男（３７）が、同様の手口でおよそ１８０人を死亡させた疑いが浮上し、独国内に衝撃が走っている。ＤＰＡ通信などが報じた。 男は独北部デルメンホルスト市内の病院に２００３年から０５年まで勤務。３人に致死量の不整脈治療剤を注射して殺害した罪や患者２人に対する殺人未遂の罪で起訴され、９月に裁判が始まった。検察当局は犯行目的について「退屈しのぎに患者を重篤な容体にした上で蘇生させ、能力の高さを見せつけようとした」などと指摘している。 地元捜査当局は、同病院での１７４件の死亡例についても、男の関与の有無を調べている。男が過去に勤務していた複数の医療機関での不審死についても捜査を進めている。大衆紙ビルトは「戦後最悪の連続殺人の可能性がある」と報じている。 男は０８年、同じ手口による殺人未遂の罪で