……と、ふと思ったんだった。それ、ほんとに有効なんだっけか、と。 というのは、そういやニセ科学批判の有効性の客観的な調査結果とか、見たことないよなぁ、と思ったからだ。相も変わらずちまたには妙な水売りはあふれているし、血液型占い本はベストセラー上位に入るし、その他もろもろ、引っかかる人ももろもろ。見ていて特に、以前と比べてニセ科学の類が減ったような印象は受けないのだ(むしろ手口的には増えているのではないか?)。 とはいえ、それも個人的な印象の話に過ぎないのだけど、では印象でなくて実際のところはどうなんだろう……というと、これがわからないのだった。ぼくが知らないだけかもしれないが、そういったことに関する調査というのは聞いたことがないので。 そもそもニセ科学批判活動の効果というものは、測定したり検証したりできるものなのだろうか? 有効かどうかもよくわかっていないものを、彼らは“いいと信じて”やっ