EXCELで書かれた仕様書は、その見かけから「EXCEL方眼紙」と揶揄されているが、今ではそれなりに進歩して、そこからDDLやクラスコードを出力できるようになっていたりする。しかし、そのような「気の利いた機能」を搭載すれば、EXCEL仕様書はますます奇妙なものになってゆく。 まず、生成されたコードが案外役に立たないという問題がある。たとえばCREATE TABLE文は文字通りテーブルを作成するためのものだが、現実の開発ではテーブルは何度も作り変えられる。それゆえに、CREATE TABLE文だけでなくALTER TABLE文も生成できるようであってほしい。ところが、EXCEL仕様書のテーブル定義からCREATE TABLE文を生成するのは簡単だが、定義修正後の差分からALTER TABLE文を生成するのは簡単ではない。 手段がないわけではない。テーブルオブジェクトのメタデータを読み出せばよ
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