出だしは、先手番でみると▲2六歩で以下△8四歩ならば▲4八銀△8五歩▲7八金△7二銀▲6八銀△3四歩▲5六歩(図)と進んだ形が基本形であり、角行は相手の出方を見て、場合によっては角道を開き、また場合によっては▲7九角と引いて使っていく[1]。左銀は図のような構えでは▲6八銀と構え場合によって5七から4六と6六へ展開する。他、▲9六歩と9筋の端歩を早めに突く指し方もある[14]。 角道を開けないことで居飛車党相手に角換わり、横歩取りに誘導させず、スキあらば速攻を目指す、時には旧式の雁木やショーダンオリジナル[15]などの厚みを築く戦術へという手順もあり、銀の使い方も多彩であり右銀、左銀をトリッキーに使い、相手を撹乱できるのも特徴である[1]。 振り飛車に対しても、左図のように振り飛車側が四間飛車などを漠然と駒組を進め、図のようにまで進むと、居飛車側の出足の早い早仕掛けが可能で、攻めの銀が5段