川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。 一口に法と言っても様々なものがある。手元の六法を開けば、最初に日本国憲法が掲載されており、それから多くの法律や条約など掲載されていることであろう。例えば、三省堂の『デイリー六法』平成27年版には234件の法令が掲載されており(但し、一部のみが掲載されているものもある)、憲法、法律はもとより、会社法施行規則(法務省令)、最高裁判所裁判事務処理規則(最高裁判所規則)なども掲載されている。また、私が仕事で使用する税務六法や自治六法(どちらもぎょうせい刊行)には、政令、総務省令、財務省令も多く掲載されている。 これだけ多くの数、そして種類の法が存在すると、気が遠くなるかもしれない。しかし、少なくとも、国内法は、それぞれが単独に、バラバラに存在するのではなく、一つの体系(システム)と