はっきり言って、誰の目から見てもおかしいことだ。政府の命令により、陸上自衛隊の部隊の先発隊が、昨日20日、南スーダンにむけて青森空港を出発した。PKO活動へ参加するためではあるが、内戦状態にある南スーダンでの任務は危険がともなう。安保法制によって新たに任務とされた「駆けつけ警護」は違憲であるという見方が、野党や専門家からは指摘されている。正直なところ、自衛隊が南スーダンに派遣されても、できることは限られているだろう。自衛隊が直面するリスクに対し、南スーダンの状況の改善というベネフィットがあまり期待できない。それでも安倍政権が派遣をゴリ押しするのは、何故なのか。 ◯改憲の捨て石にされる自衛隊南スーダンへの自衛隊を派遣し、「駆けつけ警護」の新任務の付与する安倍政権の目的は、何か。国際貢献ということもあるのだろうが、それだけではなく、要は、憲法を破壊することだろう。駆けつけ警護の任務を与えられた