このところ良くなっていた中国人の日本に対する印象が、大幅に悪化したことが最新の世論調査でわかりました。 この1年、両国関係で大きな動きはなかったはずなのに。 関係者は驚きを隠せません。 なぜでしょうか? 原因として考えられているのは、「あの」影響です。 「日中共同世論調査」とは 世論調査を行ったのは、日本の民間団体「言論NPO」と中国のメディアグループ「中国国際出版集団」です。 2005年から共同で毎年行っていて、ことしで17回目です。 調査を始めたきっかけは、この年、中国各地で激しい反日デモが相次いだことでした。 当時、日本による国連安全保障理事会の常任理事国入りの動きや、教科書検定の結果などに対して反日感情が高まり、デモが起きたとされます。 「言論NPO」の工藤泰志代表は、このときの様子を目の当たりにして、中国人の対日感情やその原因を調べることが日中の関係づくりに役立つと考え、毎年、中