クラシック音楽におけるメロドラマ[編集] 概要[編集] 歌唱ではなく、台詞や詩の語りに背景音楽を付けたものを指す。1770年にルソーの『ピグマリオン』が上演されたのち、ゲオルク・ベンダの『アリアドネ』(1775年)など、ドイツ語圏においても流行した[16]。音楽作品のジャンルとしての「メロドラマ」には「扇情的だがドラマの中身が薄い」という意味合いは全くない[要出典]。 歴史[編集] 「メロドラマ」はもともと音楽つき朗読劇のひとつで、台詞と音楽演奏を交互に進行させたり、まれには背景音楽を流し続けながら台詞を朗読するような形で上演されていた。登場人物が一人の場合はモノドラマ、二人の場合はデュオドラマとも呼ばれた[17]。音楽作品の場合には、映画や演劇のようにご都合主義・通俗的といった蔑称としての意味はしだいに薄れてゆき、単に音楽を取り入れた上演手法を指すようになった[17]。 ベートーヴェン『