リーマンショック以降の世界経済のリスクを一言で表現すれば・・・ 「次に何が起こるか?!」 と、予測可能/不可能なダウンサイドリスクに対して、投資家がびくびくしていたというのが適切だと思います。 しかし、2010年に入った頃から、投資リスクに対する考え方が・・・ 「次に何で足踏みさせられるか?!」 と、予測可能な各国の経済政策における「金融引締め」に注目が集まるようになりました。 つまり、資本市場インフレをベースとした長期的な価格上昇(=通貨価値減少)を念頭に、 「次にどれほど(株価などが)下落するニュースが飛び出るか」、 といったダウンサイドリスクの認識が薄れ、 「いつどれほどのアップサイドの抑制が行われるか」、 ということに、リスクが変化しているのだと思います。 簡単な話、各国の金融引締めが行われる(または行われることが確からしい)時、(それが経済成長を完全に抑制するほどでない限り)一時