先日ポストに入っていたちらしには、カーシェアサービスのスポット(拠点)が近くに出来たことを知らせるものがあった。特に都心で生活する人にとっては、高い駐車場料金、税金、ガソリン代を負担して車を所有するよりも、必要なときだけ時間借りするほうが確かに経済的だろう。 一方で車というのは、『所有』することに価値を感じられる、際たるものの一つではなかったかとも思う。車は、機能・デザイン・価格・ブランドといった様々な要素を持ち合わせており、その車を選択し所有しているということに、自らのアイデンティティが映し出されていた。 時代は、所有することよりも、様々なサービスにアクセス出来ることが大事になる、シェアリングエコノミーという社会へと移りつつある。 当然、カーシェアサービスには、高級車を扱うものが出てくるだろう。必要なときだけ、安価でメルセデスを乗り回すことが出来るのならば、メルセデスを自ら所有しているこ