山口県岩国市立東小と東中で、「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業があり、児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。 (中略) 授業は、選択に困ったり、不安を感じたりした場合に、周りに助けを求めることの大切さを知ってもらうのが狙いで、トロッコ問題で回答は求めなかったという。しかし、児童の保護者が6月、「授業で不安を感じている」と東小と市教委に説明を求めた。両校で児童・生徒に緊急アンケートをしたところ、東小で数人の児童が不安を訴えた。 (毎日新聞「死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」岩国の小中学校が保護者に謝罪」2019年9月29日より引用) 数百人を相手にした授業で、たった数名から「不安に感じている」といった訴えがあったこ
![「人を助けず、立ち去れ」が正解になる日本社会 「岩国トロッコ問題」が露呈した本音](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7af9e021869f98945383bfbafb6ad3e923ce6453/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fd%2F1200wm%2Fimg_1db927a84617c69462822580f30632822555814.jpg)