STAP細胞論文をめぐる問題で、理化学研究所の小保方晴子氏による検証実験でSTAP細胞を確認できなかったことが、理研関係者への取材でわかった。理研は19日にも記者会見を開き、発表する。会見には、小保方氏は出席しない見通し。 小保方氏は7月から神戸市内の理研の施設で、監視カメラ付きの部屋で第三者の立ち会いのもと実験を始め、1人でSTAP細胞が再現できるかを調べていた。期限の11月末で、実験は終了した。 理研関係者によると、実験で得られたデータを分析したところ、論文に記載されたように、マウスの体の細胞を弱酸性の液体などで刺激する方法では、万能細胞ができなかったと結論づけられたという。 小保方氏は4月の記者会見で、STAP細胞は「何度も確認されている真実」「200回以上、作製に成功している」などと主張していた。