手書きメモに特化した異色のデジタルツールとして登場したシャープの電子ノート「WG-N10」には、賛否両論がある。開発陣に製品のコンセプトやターゲット、今後の進化の方向性について聞いた。 ネット上のレビューを見ると、シャープの電子ノート「WG-N10」(以下、電子ノート)には賛否両論がある。 賛成派は、書くことに徹したシンプルな機能であることや書き味の良さを高く評価しているようで(前回の電子ノートの記事で、「手書き版ポメラ」と書いたのも真意はそこにあった)、Amazonのレビュー欄でもそういう声が上がっている。 その一方で、1万円超という価格は、機能のバランスを考えると積極的に購入する動機に乏しく、筆者の周りでもそんなふうに考える人が少なくなかった。デジタル化する際のアシスト機能がなく、クラウド連携にも対応していない端末に“1万円超は出せない”というわけだ。さらに、最近人気を博している7イン
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