彦根市と萩市の橋渡しに訪れた「ひこにゃん」を歓迎する萩市民=山口県萩市の萩市民館で2009年8月21日午後1時16分、川上敏文撮影 幕末の「安政の大獄」を行った大老、井伊直弼(なおすけ)の出身地、滋賀県彦根市の獅山向洋(ししやまこうよう)市長らが21日、大獄で刑死した思想家、吉田松陰の古里・山口県萩市を訪れ墓参した。 今年1月の会合で両市の市長が隣り合わせたのがきっかけ。今年は松陰没後150年にもあたり、彦根市側が「過去のわだかまりを越えて交流を」と申し入れていた。 歓迎式には、彦根市の癒やし系キャラクター「ひこにゃん」も参加。子供たちはメロメロで、「これからの150年が大事」と気負う大人たちをなごませた。【川上敏文】