元俳優の押尾学被告に対する懲役2年6カ月という判決に、被害者の田中香織さんの遺族が「あまりにも軽い判決」とショックを受けて、母親は寝込んでしまったという。 「田中さんの両親は法廷で証人に立って、押尾には”最高の罪で香織の死を償って欲しい”と訴えたんです。それには、根拠があったんです」と言うのは、遺族と親しい銀座のクラブ関係者。 「捜査を担当した警視庁捜査一課は、遺族に『押尾を10年ブチ込む』と言ったんです。また、起訴後検察も『保護者責任遺棄致死罪で20年を求刑する』と遺族に意気込みを語っていたんです」 ところが、検察の求刑は懲役6年と予想外の求刑だった。 「求刑の短さについては、司法関係者からも批判を浴びたんです。検察は遺族に慰めのつもりかも知れませんが、『求刑より重い判決が出る』と遺族に言った。冗談じゃありませんよ。2年6カ月。遺族は検察に裏切られたと言う気持ちでいっぱいです」(前出のク