ファイル交換ソフト「ウィニー」の開発で著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われ、8日の大阪高裁判決で逆転無罪とされた金子勇・元東京大大学院助手(39)の一審公判中、NHK京都放送局に勤務していた男性記者が、被告・弁護側の主張を「悪あがき」「的外れ」などと批判した手紙を元助手に送り、インタビューに応じるよう求めていたことがわかった。NHKは同日、「不適切だった」として弁護団に謝罪した。 弁護団によると、手紙は05年2月に発送された。「(裁判で)負ける」「インタビューに出て世間に本音をさらすことで執行猶予がつくのは間違いありません」とも記述して取材の受諾を求めていた。