株主優待なら、どんなに相場が変化しても、収入は安定し、優待の楽しみも得られる。プレジデント誌はビジネスマン1000人に調査のうえ、優待名人・桐谷さんに話を聞いた。最強の優待はどれか。 暴落をも喜べる最強の投資 「ギリシャ債務危機や中国株バブル問題などで株価が急落するなど、投資家にとっては眠れぬ日々が続いているかもしれません。私も信用取引をしていた頃なら、毎日気が休まらなかったことでしょう。 しかし、今は本当に幸せな投資生活を送っています。例えるなら、不安定な狩猟民族から、着実な農耕民族になったようなものです。どんなに投資環境が変化しても、安定的な収入を得られる投資こそ、実生活も心持ちも安定させてくれるのです」 こう話すのは、株主優待名人としてテレビで引っ張りだこの桐谷広人さんだ。 「優待生活30年!」桐谷広人さん 投資家、棋士(七段)。500銘柄を保持、生活のほとんどを株主優待で賄い、優待