明治38年5月27日14時05分、戦艦三笠に座乗していた連合艦隊司令長官東郷平八郎はバルチック艦隊を目前にし、艦隊に取舵150度の逐次回頭を指令した。 世にいう「敵前大回頭」(トーゴー・ターン)である。 アンニョイな五月晴れ。本日は天気晴朗なれども浪高し。朝から嫁提督が座乗する中古の軽を操舵し、このほど勃発した逆子大戦争にケリをつけるため、我々夫婦は病院に向かっていた。 現在、妊娠35週、有能な嫁操舵士がいる本艦は、出産へ向けた航海をここ数カ月、順調に続けている。艦内での小競り合いはあったが、漏水などの大きな問題も起こらず無事にやってきたのは奇跡と言えるだろう。 歴戦の猛者、経産婦の嫁提督は初産航海を乗り切り、下士官に信頼される威厳を備えるようになった。今回の戦いにおいても絶対の自信を持っているようである。それは、今回から観覧将校として予備役の姑元帥(帝王切開済)を招聘したことも大きいよう
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