「広告の内製化」や「AI活用」は変革をもたらすのか、単なるバズワードに終わるのか。業界内のトレンドに乗って一時的にコストを削減できたとしても、最終的なビジネスの目的、すなわち売り上げにつながらなければ、その正当性や合理性は揺らぐ。「マーケティングとは経営である」を持論とするノバセルの田部正樹氏が「外注」との線引きなど「内製化」の極意を語る。 ラクスル子会社でテレビCMの運用支援サービスを手掛けるノバセル(東京・品川)は、2015年前後から同社の顧客に向けた広告業務のほとんどを内製化してきた。その対象はデジタルマーケティングにとどまらず、テレビCMにまで及ぶ。 日本の広告代理店のビジネスモデルには、マージンのバンドリング(束ね売り)という構造的な特徴がある。例えば、媒体費1億円の広告予算に対して20%のマージンが乗る場合、代理店が受け取る総額は1億2000万円となる。この2000万円のマージ

