6日昼すぎに札幌駅を出発した豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が強風のため954分(約16時間)遅れの8日早朝に大阪駅に到着していたことが、JR西日本や東日本への取材で分かった。乗客は車内で2晩を過ごし、3日目にしてようやく目的地にたどり着いた形だ。国内最長の約1500キロを走破する同列車は今年3月に引退することが決まっており、廃止前に少しでも長く乗っていたかった鉄道ファンにとっては、むしろ“乗り得”となったかもしれない。 不幸中の幸い!? あの豪華さ16時間も独占…“乗り鉄”でなくても喜べる… 列車は6日午後2時5分に札幌駅を出発。本来は約22時間後の翌7日の午後0時53分に大阪駅に到着する予定だったが、強風のJR羽越線で大幅に遅れ、8日午前4時47分に到着した。特急料金は払い戻しとなった。JR西の担当者は「2晩かけての運行は珍しい」と話している。 JR東の秋田支社や新潟支社による