いざという時のために、データはこまめにバックアップしておくことが必要です。ここでは、ハードディスクをシステムごと全てバックアップすることができるdd コマンドについて解説していきます。 ■方法1:dd コマンドによるバックアップ dd コマンドの使い方は至って簡単です。if= にコピー元のHDDを指定し、of= にコピー先のHDDを指定します。HDDをまるごと複製したい場合に重宝します。この手順でHDDを複製した場合、パーティションの切り方なども全く同じ構成のディスクができあがりますので、コピー元とコピー先のHDD 容量は同容量である必要があります(コピー先のほうが容量が大きい場合は、残った領域は空領域となります)。