(前編から続く) 創立100周年を記念として、10月20日にオンライン限定で一般発売されたタイガー魔法瓶の「魔法のかまどごはん」。新聞紙を燃料にして、電気やガスが使えない災害発生時などにも炊飯ができる調理器具だ。 タイガー魔法瓶の「魔法のかまどごはん」。新聞紙を利用して、アウトドアや電気やガスが使えない災害発生時などにも炊飯ができる調理器具 発端は、保修用部品として保管されていた電気炊飯器の内なべが廃棄期限をむかえる際、再生して利活用できないかと、社内公募制度から採用されたプロジェクトだ。発案者でプロジェクトリーダーの同社・村田勝則氏が製品化までの道のりを語ってくれた。 電気炊飯器の知見を活かして炊き方を研究 ネーミングのとおり、本製品は"かまど炊き"の原理を応用している。かまどの形状を決めるにあたっては、まずはお湯を沸かすだけのシンプルな方法にて実験が繰り返された。 「まずはお湯を沸かし