元NTTドコモ執行役員の夏野剛氏。今回、国際大学GLOCOM主催のフォーラムで講演を行なった。セガサミーホールディングス社外取締役、ドワンゴ常任顧問など様々な顔を持つ IT革命の以前・以後で、日本の企業は180度転換している 「欧米のモバイル市場は『日本化』している。国内メーカーのラストチャンスだ」。 そう話したのは「iモードの父」として知られる、元NTTドコモの夏野剛氏。20日、東京・青山で開催された国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主催のフォーラムで、日本の情報コミュニケーション技術に関して講演を行なった。テーマは「10年間で変わった日本企業とネットの関係」、そして「ガラパゴスケータイの現在と今後」だ。 夏野氏はこの10年間を振り返り、日本の企業にIT技術が取り入れられたことで経営が大きく変化したと指摘する。その端的な例が、技術の日用品(コモディティ)化。
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