国土交通省は6日、汚れ防止や装飾用として市販されている自動車のナンバープレートのカバーについて、装着を全面的に禁止する方針を決めた。 バイクも対象に含まれる見通しで、道路運送車両法の改正を経て、来年度中にも実施する。 カバーは主に樹脂製。警察の取り締まり時などにナンバーが見づらいとの弊害が指摘されていた。国交省の有識者検討会が同日、装着の全面禁止などを盛り込んだ報告書を公表し、同省もこれを受け、禁止を決めた。またフレームやボルトカバーについても、数字や文字が見にくくなるものは禁止し、シールや装飾品をナンバープレートに張り付けることも禁止する。 現行の道路運送車両法では、ナンバーは「見やすいように表示する」とされているが、明確な基準がなく、個々の事例が合法かどうかの判断が難しかった。