中古車販売大手のビッグモーター(東京・港)による保険金の不正請求問題を受け、損保各社で構成する損害保険料率算出機構が、保険金水増しによる自動車保険料率全体への影響を調べる。余計に支払った保険金の影響で、あらゆる契約者の自動車保険料が割高となっている懸念が広がっている。水増し請求の結果、保険料率の基礎データとなる保険金支払いの総額が増えたことで、ビッグモーターによる修理の有無にかかわらず、全体の
中古車販売会社の「ビッグモーター」が故意に車に傷をつけるなどして修理代を水増しし、大手損保各社に保険金を不正に請求していた問題で、外部の弁護士でつくる特別調査委員会が従業員の一部を対象にアンケート調査を行った結果、4人に1人が「不正な作業に関与した」と回答していたことがわかりました。 この問題で「ビッグモーター」は、調査にあたった特別調査委員会の報告書を損保各社に提示しています。 関係者によりますと委員会が実施した従業員へのアンケート調査では、車の修理などを担当する382人のうち、27%にあたる104人が、「不適切な保険金の請求につながる不正な作業に関与した」と回答していたことがわかりました。 また、17%にあたる68人が「自分以外の人が不正な作業に関与しているのを見聞きしたことがある」と答えたということで、報告書は、「現場レベルでは不適切な行為がまん延していた」と指摘しています。 報告書
ビッグモーターでおこなわれていた不正車検とは? 2023年3月22日、九州運輸局はビッグモーター熊本浜線店(熊本市中央区)に対し、道路運送車両法の違反が確認されたとして、指定自動車整備業の取り消しと自動車検査員(2名)の解任命令を出した。 「指定自動車整備事業」とは、いわゆる「民間車検場」のことで、規定の検査設備を有するなど一定の要件を満たした場合に地方運輸局長から指定を受けて車検事業をおこなう。運輸支局で現車提示をおこなう必要もない。 元整備責任者が公開した、従業員同士のチャット画面。 国が認める整備工場にはもう1つ「認証工場」があるが、認証工場では分解整備など車検に関わる整備はできる。しかし検査を受けるためには最寄りの運輸支局などに出向く必要がある。 全国のビッグモーターはほぼすべての店舗に「指定工場」が併設されているが、多くの不正が報告されている。 2023年2月には佐賀県唐津市にあ
信号機を撤去したら頻発していた人身事故がゼロに-。堺市中区のある交差点で昨年3月、信号機を撤去したところ、頻発していた事故が激減した。本来、信号機は交通を整理し、安全性を向上させるために設置する。撤去することで安全性が向上するのは不可解にも思えるが、「事故を減らすのに、信号機の設置がベストとはかぎらない」(警察幹部)という。撤去で事故が減ったのはなぜなのか、背景を探った。 1カ月に2度事故が起きることも1月下旬の昼下がり、堺市中区深井北町の住宅街。一方通行の市道が交わる交差点をスピードに乗ったトラックや乗用車が一定の間隔で通過していく。徒歩で下校する中学生グループの姿もみられたが、車は設置された「止まれ」の標識に従い、人も車もスムーズに行き交っていた。 一見すると何の変哲もないこの交差点は1年ほど前まで、地元で悪名高い事故多発地点だった。 「ガシャーンという音が聞こえるたびに『またか』と感
首都圏3県で、車で走行中に、対向車などに向かってコンクリートブロックを投げつける犯行を繰り返していたとされる4人組の男たち。きのう3度目の逮捕となった。あわや大事故になりかねない悪質な犯行だが、動機について「カーチェイス」を楽しむためだったと供述しているという。 並走車にコンクリ片 投げつける 器物損壊の疑いで逮捕されたのは、無職の斉藤雅樹容疑者(22)の他に、20歳の無職の男2人(犯行時19歳)と16歳の少年の合わせて4人。 逮捕された斉藤雅樹容疑者(22)(去年10月 茨城・堺署) この記事の画像(13枚) 埼玉県警越谷署の発表によると、4人は、去年8月15日午後8時30分ごろ、埼玉県春日部市の国道4号線を車で走行中、隣を走っていた車に向けて、コンクリートブロック数個を投げつけて、相手の車を破損させた疑い。 当時、被害者から「車からモノが投げられ、車体がへこんだ」との110番通報があっ
高級車の盗難はどうして防げない? 特定の日本車ばかりが狙われる理由:高根英幸 「クルマのミライ」(1/5 ページ) 日本では犯罪の検挙率が高いといわれている。しかしこれは、殺人や強盗、傷害、暴行、誘拐などの凶悪犯に限っていえば9割前後となるものの、窃盗に関していえば4割程度でしかない(令和3年度 犯罪白書より)。 倫理観が欠如した人間にとっては、窃盗は最も手っ取り早く金品を手に入れる方法であり、泥棒もまた最古の商売(盗品の売買はともかく、生業としての手段として)といえるだろう。 しかも自転車窃盗など犯人が見つかりにくいものの背景は、被害者の多くが盗難届などを出しておらず、そもそも犯罪として認知されていない、というからくりがある。 怪しい人物を見つけたら、それが自転車に乗っていれば防犯登録から所有者を照会し、盗難届けが出されていれば、結果として自転車窃盗として検挙することになる。しかし、路上
「お先にどうぞ」と道を譲られたのに歩行者妨害で交通違反!? 弁護士が「おかしい」と対応へ 交通違反は不成立に 信号のない横断歩道がある道路で、クルマを運転していたドライバーが歩行者から「お先にどうぞ」と道を譲られたにもかかわらず、歩行者妨害の交通違反として検挙された件で、対応にあたった弁護士から「交通違反が撤回された」と発表がありました。 【画像・動画】「お先にどうぞ」で歩行者妨害、不成立へ至るまでの流れ 交通違反の撤回を発表したのは、ネット上の誹謗中傷を撲滅するために活動している弁護士・藤吉修崇さん。2022年7月、都内某所で発生した歩行者妨害の交通違反について対応を依頼され、警察が「歩行者が譲ったと言っても違反」という主張に異論があると、正面から切り込んでいきました。 歩行者妨害は、道路交通法38条で定められており、警視庁の公式サイトでは「歩行者や自転車が横断しているときや横断しようと
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