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2009年6月8日のブックマーク (5件)

  • 北小路ゲバ子の恋

    ある仕事の席上、その年のキネマ旬報ベストテンで一位になった「櫻の園」(平成二年)のプロデューサー氏と言葉を交わすことがあり、わたしが、「あの映画は、出来の良し悪しはともかく、山谷の労働者は見ないよな」と言うと、かれは、「ああ、山谷の労働者に見てもらわなくても結構なんですよ。どうして見てもらわなくちゃいけないんです? 彼らに向けて作っていませんから」と宣った。わたしは吃驚した。 映画は、どんな貧乏なひとでも(どんなに大金持ちでも)、これは面白そうだと見に来てもらえて、彼らを感激させ拍手させて帰ってもらう、というのが理想であり、映画会社の人間というのは、そういうものを目指して大衆映画を作ってきたはずであった。 笠原和夫「映画はやくざなり」105頁 「プログラムピクチャーは、いわば『貧者のハワイ旅行』なのだ、質は。」 (「悪趣味邦画劇場」編集後記 執筆者は田野辺尚人と想われる) いいことばだよ

    北小路ゲバ子の恋
  • 東京・神奈川の有名建築家の作品(近・現代建築)まとめ - ポンパドール・パラソル:野望編

    前に書いた通り,僕の建築フォルダの東京・神奈川カテが充実してきたので建築家別に紹介していきます. 基的には現代建築で誰でも入れる建築を中心に(電通社ビルなどのオフィスは除外). アレが入ってるのにこれが入ってない!など,いろいろあると思いますが,作品や建築家の偏りは僕の好みというよりも,不勉強のせいだと思います. また,気になる建物があったら是非直接足を運んで頂いて,ぜひ体験してみる事をオススメします! 安藤忠雄 コレッツィオーネ/表参道 東京アートミュージアム/調布市 表参道ヒルズ/表参道 21_21 DESIGN SIGHT/東京ミッドタウン 国際子ども図書館/上野 丹下健三 東京カテドラル聖マリア大聖堂/護国寺 これは,内部空間がすごくて(写真撮影禁止),鳥肌がたちました. 国立代々木競技場第一体育館/代々木 黒川紀章 国立新美術館/六木 中銀カプセルタワー/銀座 日看護協会

    東京・神奈川の有名建築家の作品(近・現代建築)まとめ - ポンパドール・パラソル:野望編
  • 006600 – ゲームとカジノの最新トレンド

    ここ日は、海外の人々からも人気の国です。地球上の他のどことも違い、近未来的な建物が立ち並んでいたり穏やかな竹林があったり、ネオンに満ちたゲームセンターもあれば静かなお寺もありますよね。べ物は素晴らしく人々も親切、そして世界中で最も優れている内の1つとされる公共交通機関網を誇ります。この利便性と活気ある混沌さが海外の人々から魅力のようです。 初デートに行くのは緊張しますよね、特にこのパンデミックの最中ではとても難しいかもしれません。現在では通常でも気に掛ける必要のあるお互いの好意の有無などに加えて、誰かと会うときにリモートで会うのか実際に会うのか等、コロナ禍特有の問題への対応が迫られます。

  • 浅草、銀座、新宿、渋谷/都市のドラマトゥルギー(吉見俊哉) - 見もの・読みもの日記

    ○吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー:東京・盛り場の社会史』(河出文庫) 河出書房新社 2008.12 浅草、銀座、新宿、渋谷という4つの盛り場の分析を通して、都市の成立と日の近代を論じる。1987年刊行。もとは80年代前半に著者の修士論文として執筆されたものだという。序章~I章では、先行研究が盛り場を「民衆娯楽地」や「都心機能」の視角から分析してきた系譜を整理し、書は「盛り場=出来事」を上演論的視角から扱うことを確認する。ここは修士論文としては必要な前置きなんだろうけど、一般読者にはちょっと難解。適当に読み飛ばして次に進もう。 1870~90年代(明治初期)、原型としての「博覧会」が上野に現れ、ついで「勧工場」が浅草や銀座につくられる。1910年代、東京で最も重要な盛り場は浅草だった。あらゆる種類の人々が浅草に群れ集い、渾然一体となって「一種の共同性」を実現していた。これに対して、19

    浅草、銀座、新宿、渋谷/都市のドラマトゥルギー(吉見俊哉) - 見もの・読みもの日記
  • 新・都市論ウェブ - TOKYO

    ○隈研吾(くま・けんご) 建築家。慶応義塾大学理工学部教授。 1954年神奈川県生まれ。79年東京大学大学院修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、90年「隈研吾建築都市設計事務所」を設立。 20世紀の建築が空間から切り離された“オブジェクト”として考えられたことに対抗し、21世紀的な建築のあり方として、土地と建築を融合、連続させる試みを世界中で展開し、建築界のメインストリームを疾走する。同時に、社会と建築との開かれた関係を思考し続ける、建築界きっての論客。 97年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日建築学会作品賞、同年「水/ガラス」でアメリカ建築家協会デュポン・ベネディクタス賞。2000年「馬頭町広重美術館」で村野藤吾賞など、内外の主要な受賞多数。 ○清野由美(きよの・ゆみ) ジャーナリスト。 1960年東京都生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編